タンザニア広告代理店の思考

Trickster社という広告代理店をやっています。あくまで個人の見解です。

逆張りの逆は表


どうも、園部です。

アフリカで起業する人と日本で起業する人の違いに、○○で仕事をしたい(生きたい)と思うか、雇用されるという形態ではなく自立して社会に立ちたい(チャレンジしたい)と思うか、その順序の違いはあるのではないでしょうか。






傾向として、日本だったら起業に関心のなさそうな人のほうが、アフリカでは多い印象です。その土地に住みたいから、その土地が好きだから、という理由が先にきているのだと思います。


また、アフリカで起業をするとなると、その土地へ貢献したい心、さらには日本国へと発展します。

そういう目線で市場をみていると必然的に、日本企業がアフリカ進出をするうえで抱えている問題や課題が見えてきます。

そうすると、まっさらでなにも持たない自分自身がどうなれば価値のある人間・会社になれるかということがわかります。


先日ルワンダという国に出張に行きました。
かれこれ5回以上は出張できていましたが、今回は案件も具体化してきたので、会社の登記も済ませてきました。


ルワンダと言えば、虐殺の歴史を経て、急成長し、特にIT分野での加速度が注目を浴びている国ですね。

決してその部分は嘘ではありませんし、タンザニアをベースにしている身からすると会社登記のはやさや治安の良さ、などなんて素晴らしい国なんだ!と体感します。


日本人は気に入る人も多いでしょうし、今後アフリカで起業したい人がルワンダから始めるというのは増えてくるのではないかと思います。

それはとてもいいことだと思うのですが、ルワンダという国を得ている情報だけでここに投資しておけば間違いなく儲かる!という先入観は危険だと思います。





周辺国を知っている人間からすると、前述した自分の価値を発揮するためには、経験が問われる環境にいることも重要だということです。

せっかくアフリカで起業というマイノリティを攻めそこを強みにしようと思うのであれば、そのふり幅は大きいほど可能性を秘めていると、極論かもしれませんがあるのではないでしょうか。

せっかくアフリカという逆張りをしたにも関わらず、その中で快適さなどを条件にビジネスを絞っていくことは、それって結局??

という感じになってしまう恐れがあります。

ルワンダでビジネスすること全般を言っているのではなく、意思決定プロセスの話です。

なんかワードとして気に入ってしまったので、書いてしまいました。


読んで頂きありがとうございました。


園部