タンザニア広告代理店の思考

Trickster社という広告代理店をやっています。あくまで個人の見解です。

現地でビジネスをするということ。



どうも、園部です。

アフリカ生活も長くなってきましたが、一向にアフリカに住んでいる雰囲気がでないのはずっと付きまとっている悩みですね。一番の原因は日焼けしないこと(だと思っています)。まったく、黒くならないのです。
誰も気にしていないんですが、なんだか、「泥臭くやってます!」みたいな感じが、、ね。。

引きこもって妄想を垂れ流しているブログでないことは信じてもらえると嬉しいです。








近年、日本では地方創生だったり移住だったりと、都市にはないローカル性を武器にしたコンテンツやビジネスが増えている印象です。

ビジネスをする上でやはり、競争が少ない、所謂ブルーオーシャンと言われるマーケットに飛び込むことは都市集中化の進む環境では鉄則なのかなと思います。例えマーケットが小さくても独占できる強みは大きい。
盤石な基盤があるということは長くビジネスをする上で重要なことなのかなと思います。

日本というところから飛び出してアフリカにいる僕はその典型ともいえます。
嬉しくも悲しいかな、日本では飽和しているような業種でも、”その国唯一の日本人”という肩書を得ることができます。


僕のトリックスターという会社では、日本企業さんの進出、事業を広告という軸からサポートすることを命題としています。
簡単にいえば「日本の企業が広告を通して儲かる仕組みをつくること」を目標としています。

単純にタンザニア広告業界を日系という枠組みでみると、競合他社のない状況です。
日本の文化背景、商習慣、コミュニケーション、(同族的意味合いでの)信用といった点では優位に立つことができます。
インターネットの発達が仕事を同じ机の上で顔を合わさなくても可能にさせましたが、アフリカという(いまだ)未知の場所ではやはり不安が付きまとうものです。







正直、その価値こそが、マーケットで僕自身が生き残る術でもあると思っていました。


しかし最近は、それでは本質的な企業の価値はどこにも蓄積されないと思うようになりました。

というか、こういう目標があるからこそ、現地でのナンバーワンと言われる企業を目指さないと日本企業の促進の足を引っ張り続けることにしかならないな、と。

現地の同業者と話していたらそう痛感する一幕がありました。


日本企業の役に立ちたいからこそ、現地に愛され評価される企業をつくっていきたいな、と思います。


読んで頂き、ありがとうございました。

園部