ローカライズすべきは”側”ではなく手段。
どうも、園部です。
例年よりも朝夜が冷え込むようなこの頃。
ここで夏を迎えるのも3回目になりました。
南半球のタンザニアは日本とは逆でこの時期は涼しく過ごしやすい時期なのです。
水シャワーしかでない環境下、寒がりの僕としては頭を洗えず頭を悩ましています。
さて、今回はサバサバという国際商業見本市の話を。
こちらもタンザニアにきて3回目を迎えるサバサバ。
昨年は日本文化祭りにて、日本から総計8組のアーティストをお呼びして開催したのがとても懐かしいです。
みなさん、その後の活躍も目覚ましくいつもやる気頂いてます。
今年はななんと、出展側に回り、ブースを構えることとなりました。
パートナー会社であるワーイさんとの共同で出展を行い、アニメーションの展示を行いました。
家族連れの来場が多いサバサバなので、特にお子さんに喜んで頂き、その親御さん方にも是非タンザニアで放映をしてほしいとのフィードバックをたくさんいただくことができました。
たくさんのアニメーション作品を排出している日本国ですが、やはりネックなのは言語と収益性。
日本で知られている数々の名作も基本的には英語吹き替え・字幕されているものはわずかです。
収益が見込めてはじめて、ローカライズといった選択がとれるわけですね。
しかし、アフリカのテレビ局の多くはお金がありません。(国によりけりなのは言うまでもないですが。)
お金がない、というのは、”テレビ放映にまだそれだけの広告価値がない”ということ。正確には、市場のニーズがテレビの広告価値に追いついていないというところでしょうか。
コンテンツを買ったり制作したりできるのは、それを上回る収益があるから、というのが、簡単そうで難しい。
その現状を踏まえたうえで、今後ビジネス化していきたいと思っています。
広告代理店としての腕の見せ所ということで。
余談ですが、“テレビ放映の広告価値が低い”という現状が必ずしも経済成長とともに同率の成長になるとも僕は思いません。
テレビより先にスマホが広まっているこの環境では、きっとまた違った成長をみせるはず。
そのうえでテレビのメリットを最大限に活かし時代にあった手段をとれたらいいなと思っています。
読んで頂きありがとうございました。
園部