タンザニア広告代理店の思考

Trickster社という広告代理店をやっています。あくまで個人の見解です。

国際協力からの転換



どうも、園部です。

日本の情報はSNS上やニュースなどで得ていますが、まだまだ「日本×アフリカ」のコミュニティはそこまで大きくないので、情報は比較的入ってきやすい(というか共有されている)と思っています。


その中でひとつの動向として、「アフリカで支援ではなく、ビジネスを通してなにかを変える。」という思想の若者(自分含む)が増え、行動に移している印象です。

国際協力の課題は途上国と関わるうえで誰もが学ぶ部分かと思いますが、僕は重要なセクターだと思っていますし、否定する意図もまったくありません。

持続可能、自立という言葉は支援のテーマともいえるかと思いますが、結局は現地の方々が主体となって活動をしないといけない、ということなのです。

援助を繰り返すとその活動が有意義でも受け身がゆえに援助漬けになってしまうという、ジレンマも現状としてよく聞きます。






あくまでひとつの見方ですが、一番いいのはそのプロジェクトを自立させる、継続させる能力のある人を支援することなのではないかなと思います。(大変、ビジネス寄りの考え方だと思いますが。)

僕が主催したビジネスアイデアコンテストでは多くの野心のある若者と出会うことができました。
プロジェクトの大小はありましたが、多くは実際にビジネスを回している人が多いのが特徴でした。
やりたいことがあるから、お金をくれというのは簡単ですが、既に一生懸命やって、ある程度の成果も出している人の期待値が高くなるのは当然のことです。
そして多くのアイデアは彼らの周辺の生活を豊かにするものです。





今後はそういった経済活動(=ビジネス)を支援する(=投資する)ことで問題を解決する方向にも重きが置かれていくのではないかと思います。
これは、まさに支援が作ってきた基盤に成り立つことなのです。

偉そうに批判もありそうなことを書いてしまいましたが、ビジネスの根本も生活を豊かにすることにあり、命題は支援と同じだと信じています。


自分自身や日本のためだけでなく、アフリカに還元することを忘れずに今後も頑張らないとなと思う次第です。

読んで頂き、ありがとうございました。


園部