タンザニア広告代理店の思考

Trickster社という広告代理店をやっています。あくまで個人の見解です。

アフリカビジネスの活路


どうも、園部です。


日に日に暑さが増すこの頃です。

日本の四季の美しさにはもはや嫉妬心すら抱きますが、こっちは年中外で飲むビールがうまい!、ということで帳消しにしたいと思います。






抱える案件が増えてくるにつれ、現地人、日本人両者とのお仕事が増えてきます。


僕が常々思うアフリカビジネスの好きなところは(日本での社会人経験がないことは棚に上げて!)”実生活とお金を稼ぐ行為の距離感の近さ”です。


危機感が強く、貪欲。
それゆえに、ビジネスの可能性に必死に対応をしてくれるしスピード感がある。家族、友達が一番の顧客でありビジネスパートナー。

働いた分だけ対価を得る、といったようなそのリアルな感じが好きなんですね。


的外れな発言かもしれませんが、ある意味お金の本質、価値をよくわかっているのはむしろアフリカなのでは、と思うこともあります。




ただし、外国企業に勝てないのが組織力にあると感じます。


個人プレーはうまいけど、組織の中での役割分担、チームワークが上手にとれないので『責任感がない行動』をしてしまうことがある。


もはや世界中の国が進出をするアフリカ諸国では、その部分が非常に弱い。

進出してくる企業に対して同等のキャパシティーで対応できるところが少ない。

となると、パートナーとして、取引先として一緒にビジネスをすることが難しい。

こういう流れがよくあるように思います。







まぁでもこういう現状があるのだから、僕みたいな何も持たない新規参入者にもできることがあるわけです。


日本ではよりニッチな市場の発見がポジンション取りで重要だと思いますが、まだ多くの市場で“普通に一番良い会社”の争いをしているのかな、と。

しかしまぁ、それがまた難しいわけですが。笑



違った難しさですが、僕はこっちが好きですね~。



外側からみるとなにか良いアイディアはないものか!と頭を悩ますこともあるかと思いますが、内側からみるとまだまだ問題あるぞ!というお話でした。


読んで頂き、ありがとうございました。



園部篤史