タンザニア広告代理店の思考

Trickster社という広告代理店をやっています。あくまで個人の見解です。

発展とはなにか?それはルールを減らすこと。

どうも、園部です。

 

発展(開発)途上国って言葉ってよく考えると意味がわからなくて、調べてみると、先進国と比べて経済や開発の発展の水準が低いことを指すようです。

 

便宜上の定義だと思うので、別に「それでも幸せな人はたくさんいるぞ!」みたいな議論を揚げ足取りのようにするつもりはありません。

 

教育、保険、衛生などなどその国の人が安心して生活できる水準まで社会をつくっていこう、というのはわかりやすくていい目標じゃないですか。

 

そこで思うべきは、じゃあ日本は、先進国はなにを目指して、なにを目標に発展しているのか、ということです。

 

どんどんテクノロジーは発展して便利になる世の中ですが、じゃあ便利と快適を突き進めるのが目標なのかといわれると、それは国家の枠組みを超えた次元の話のようにも感じます。

 

ベーシックインカムの導入は面白いと思いますし、この頃議論にあがる、遊びを仕事にする、働かなくていい社会を作る、などもそれもあるべき目標だなと思っています。

 

一方で感じることは規制の多さ。というより増え続ける規制

発展してるといいつつ、どんどん社会のルールは増え続け、なにをするにも足かせが伴ってしまう社会になってしまっています。

 

これって進化じゃなくて後退だと思うんですよね。

 

本来、ルールは最低限がよくて、解決策を見出す前にとりあえず規制してしまえ!っていうのは思考停止というか、なんか馬鹿っぽい。

 

どんなことにも、メリットとデメリットがあってそこの差し引きで物事をとらえるべきところ、「はいデメリットー!ダメー!」みたいな風潮を感じます。

 

ルールは多ければ多いほど、それを遵守する人が偉いとなると、行きつく先はロボットやAI最強の土壌になってしまうと思います。

 

だからこそ、ルールを減らすために、各個人のモラリティや判断能力、ある種のサバイバル能力的な人間力を高めないといけないのだと思います。

 

芸能人を捕まえて、不倫だと騒ぐのも、世間に対して謝罪しているのもほんと馬鹿。そのうち不倫したら逮捕されるような社会を目指しているのかと言いたくなる。

 

善悪の判断はそもそも一般化できなくてそれこそケースバイケースなのだから、それを正しく判断できる人間が集まる社会になればいいなと思います。

 

以上!