タンザニア広告代理店の思考

Trickster社という広告代理店をやっています。あくまで個人の見解です。

お金は使わないと増えない

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どうも、園部です。

 

僕は決して浪費家ではない(と自分では思っている。)のですが、別に貯金が好きかといわれるとそれもまたそうではありません。

 

仕事をしているとさらに外注が必要なとき、人を増やさないといけないとき、もしくはだれにも分散させずに自分で完結させるとき、色々な場面があります。

当然、仕事を誰かにふると自分の取り分は減り、一方自分自身で完結をさせると利益を総取りできる。

これはケースバイケースで、この案件はオイシイから自分でやろう、オイシクないから人に振ろうと使い分けているわけです。

とにかく人にふることでスピード感をもち、利益率を下げてでも数を増やすやり方と、一個ずつ利益を重ねていこうという側面。

前者は様々なネットワークを構築することができるし、後者は経験値が溜まるし。

本当にビジネスは様々だなと思うわけです。

 

目の前を生きている感じの状態だとやはり後者を選びたくなるところですが、前者のネットワーク構築の非常にいいなと思うのは、誰かにお金を払うことができる点だと思います。

最近流行りの(?)polcaのようなサービスの本質は応援しあうというよりは、助けてほしいときの保険を互いに掛け合うようなアフリカのコミュニティと非常に似ていて、これは正しいお金の流通だなと思うわけです。

お年玉を親戚にあげるけど、知らない人にあげないのは、親戚というネットワークの外にはお金がでないため、コミュニティ内のお金は減っていない。あげた分はなにかしら返ってくるというひとつの安心感があるわけですね。

polcaとかはそれを会ったことがない人同士でも、オンライン上の繋がりで構築することができるという社会づくりだなあと。

 

お金は基本的には回すもので、それが身近に感じられる関係なほど良い、ということが言えるわけです。どうせ飲むなら友達の経営する居酒屋で飲むのも、仮にそれがちょっと高くてもあいつが得するなら悪い気はしない、というような。

 

お金は入ってくるだけというポジションは難しく、お金は使っていくことで、そこからまたお金が入ってくるという堂々巡りなのだと思います。(もちろん外からのコミュニティへのインがなければ増えませんが。)

 

ただし、お金はお金でしかないわけでもありません

 

アフリカにいる、特に僕のような形態でビジネスをしている人からすると、貰うことはあっても日本企業にお金を使える機会はあまり多くありません。

でも、彼らにとってお金と同様の価値があることはできたりもする

 

その際に、これはお金を使っているとある意味で自分で理解しておくことは重要だと思っています。

 

すごく意味のわからない内容になって驚愕しているけれど、なんとなーくそうかもって思われたら幸い。