ファミリービジネスの強さ
どうも、園部です。
ここタンザニアでは、家族経営をよくみます。
そりゃ、就職なんて簡単にできるものでもないので、他人雇用して給料払うくらいなら、家族や親戚に回したいと。もちろん、信用も担保していると。
必ずしも、企業を最適化するためを第一義とした結果の形態というわけではないと思いますが、結果的に家族経営の強さがあって、それはひとつのビジネスモデルに固執せずに、人ありきで稼ぐという形態になるように思います。
必要なところに雇用するのではなく、既にここの人がいてそいつはなにが得意だからそこで商売を考えようという、柔軟さというか。
人を採用するときには足りていない部分を補うためか、計画に基づいた拡大のための補充か、だと考えられますが、そうではなくそこに既に人がいてなんか稼がせないといけないという状況は、線をのばしたり太くしたりするわけでなく、点を増やすビジネスの拡大なんじゃないかな、と思います。
また、家族経営ってなんとなく組織のバランスが良い。
僕は会社って中学校とかでいうと私立より公立なんじゃないかな~って思っているんですが、ようは似たものを集めるというよりかは多様で、なんならやる気がそこまで高くない人もある種のバランス機能を持っているというか、コミュニティの健全さってあるんじゃないかな、って思っています。
似たものを集めて役割を割り振るよりも、ある程度得意不得意が明確でそこで集団のバランスってとれるんじゃないかな、と。わかりやすいし、息苦しくもないような。
家族がそもそもバランス・役割があるからこそ、家族経営ってそれに伴ってバランスとれているんじゃないかなって思います。
なにか、どうにか稼ぐことって自分ひとりで一から十まで完結することはできなくても、そういう集団のうえだと、なにかしらあるような気がするんですよね。それがバックオフィスのような業務でも、どうにか。
お金を稼ぐという行為は誰かから奪い取るわけではなく、誰かの役に立つことなので、誰の役にも立たないって逆に難しいと思うんですよね。
小さい経済圏の話でしょって言われてしまうとまぁ・・・て感じですが、でもそれが経済活動というものだと思うのです。
まぁ、血は繋がっていなくても家族みたいな会社を目指すぞ!(おあとがよろしいようで。)